シミ対策において押さえておきたいポイントは2つあります。一つはシミを作らないように予防をすること、もう一つはできてしまったシミを改善することです。予防で大事なのは、紫外線対策を徹底することと摩擦などの刺激を極力与えないようにすることです。紫外線対策では日焼け止めクリームなどの化粧品を上手く活用しますが、SPF値の非常に高いものを利用する必要はありません。

ただし、一定時間が経ったり、汗をかいて落ちてしまったら塗り直す必要がありますので、外出時には持ち歩くようにします。また、日傘や帽子で物理的にカットするのも有効ですので、これらのグッズを持ち歩く習慣を作ることが大切です。摩擦などの刺激は、日々のメイクや洗顔の時に与えてしまうことが多いので、肌に触れる時には極力刺激を与えないように細心の注意を払うことが大切です。できてしまったシミを改善するには、メラニンを排出させる作用のある化粧品を使うのが有効です。

メラニンは紫外線や摩擦によって生成されますが、肌のターンオーバーが順調に働いていて排出と生成のバランスが良ければ問題は起こりません。しかし、生成量が増えると排出が追いつかなくなって肌トラブルへと発展しますので、強制的に排出を促してあげる必要があります。成分として効くのはビタミンC誘導体であり、メラニンを効率良く体の外へと排出することができます。頑固なシミにはピーリングも有効であり、古くなった肌細胞を取り除くことができます。