シミ治療が年を重ねると難しくなる理由

シミの治療は若い人だとすぐに終わらせることができます。もちろんそのまま放置をしていたのではなかなか治りませんが、しっかりとした化粧品などを使って対応をしていたのであれば、早い段階で色素沈着を消すことができます。しかし年を重ねてくるとなかなかそうもいかなくなってくるもので、これによってシミ治療は長期化してしまいます。ではどうしてそもそも年を重ねるとシミ治療は長期化しやすいのかというと、これは「肌のターンオーバー」が関係しています。

ターンオーバーというのは皮膚の生まれ変わりにことであり、人の体は常に生まれ変わっています。古い皮膚はゆっくりと剥がれ落ちていき、剥がれていったあとは新しい皮膚がそこに出てきます。これは若い人ほど盛んにおこなわれるのですが、年老いてくるとどうしても、ターンオーバーのペースは乱れやすくなってしまうのです。ターンオーバーのペースが乱れると様々な問題が発生しやすくなりますが、特に問題になってくるのが皮膚の乾燥です。

ターンオーバーが遅れてしまうと肌組織は水分の保持ができなくなってしまい、水分の保持ができなくなった皮膚は本来有していたバリア機能を失っていってしまいます。そしてバリア機能が薄れてしまうと皮膚トラブルは発生しやすくなりますから、ここでシミが出来やすくなり、治療をどれだけしても完治しなくなってしまうのです。シミ治療を含めた皮膚のケアは「皮膚の状態」を知ることが第一歩です。自分自身の皮膚の状態をしっかりと把握して、的確な対応ができるようにしていきましょう。

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